歯列矯正・矯正治療

歯列矯正とは

歯並びの美しさを改善

歯列矯正は、出っ歯、受け口、でこぼこの歯並びなどの「不正咬合(ふせいこうごう)」を、矯正装置を装着して歯に弱い力をかけつづけることで、少しづつ歯を移動させ、徐々に改善していく治療です。

歯列矯正を行うことによって、出っ歯や受け口、でこぼこだった歯並びがキレイに整うことで、笑顔の魅力がアップしたり、口元、お顔の側貌などがより美しく整います。

見た目だけでなく健康面のメリットも

歯列矯正は、どうしても歯並びや口元、側貌の美しさなど、審美面のメリットの印象が大きいですが、審美面だけでなく、健康面にも大きなメリットがあります。

歯並びが整い、正しいかみ合わせを獲得することでしっかりと噛むことができ、胃腸の負担の低減にもつながります。また、ハミガキもしやすくなるため、虫歯や歯周病の予防にもつながります。

精神的なメリットも大きい治療です

健康で美しい歯並びになったり、口元・側貌が整い、コンプレックスが解消されることで、とても自信を持って人前に出られるようになり、快活に話をしたり、思いきり笑ったりすることができるようになったり、様々なメリットにつながることも期待できます。

心の面での健康も、人生の中で大きな財産となることでしょう。

不正咬合について

不正咬合とは、歯並びや噛み合わせの状態が良くない状態のことをいいます。 不正咬合は、歯の位置、歯列弓、上下の噛み合わせなどによって起こり、顔貌(側貌)が変化してきたり、放置すると日常生活に支障が出る場合も出てきます。 不正咬合がある場合には、歯列矯正・矯正治療によって、改善することが可能です。

叢生(叢生)

歯が重なり合ったり凹凸になってしまている歯並び

空隙歯列(すきっ歯)

歯と歯の間にすき間ができている歯並び

下顎前突(受け口)

上の前歯より下の前歯が前方にでてしまっている歯並び

開咬

奥歯はかみ合っていても前歯がかみ合っていない歯並び

過蓋咬合

上下の前歯の重なりの度合いが通常よりも大きい歯並び

上顎前突(出っ歯)

上の前歯が下の前歯より前方に突き出ている歯並び

 

年齢に応じて歯列矯正が可能です

 混合歯列期に行う「小児矯正」

小児矯正のメリットは、「顎骨の変形や異常成長を防ぐことが期待できる」点です。顎の骨が成長している時期に矯正治療を行なうことで、顎の骨が正しく成長するようにコントロールし、整った側貌・顔貌になるように導いていきます。
また、小児矯正をしっかり行っておくことで、その治療結果によっては、大人になってからの矯正治療が必要なくなる場合もあります。仮に大人になってからに成人矯正が必要となった場合でも、抜歯矯正や外科矯正をを回避し、治療期間も通常より短くすることが期待できます。 

永久歯列になったら行う「成人矯正」

中学生~高校生くらいの、すでに永久歯になった時期に矯正治療を始める方がベストな開始時期といえますが、それ以上の年齢になってからでも、治療開始が遅いということはありません。矯正治療は、健康な歯や歯肉の状態であれば何歳になってもスタートすることが可能です。実際、30代~40代で矯正治療を始める方も増加傾向にあります。 

40歳以上でも歯列矯正は可能です

40代以降の方も問題なく矯正治療が受けられます。年齢を重ねると歯並びの乱れも進行し、余計に歯周病が進行したり、虫歯になりやすくなり、不健康な印象や老けた印象を与えてしまうこともあります。矯正治療で歯並びを改善することで、気になる歯のトラブルを根本的に解決していき、他人に与える印象も変わることが期待できます。

主な歯列矯正の方法

マルチブラケット矯正(ワイヤー矯正)

メタルブラケット

「メタルブラケット」は最もポピュラーで歴史のある矯正装置です。一般的に「歯列矯正」と聞いてまず初めにイメージするのが、この金属色の矯正装置(ブラケットとワイヤー)だと思います。

メタルブラケットは、歯の表面に金属製のブラケットを装着し、そのブラケットにワイヤーを通して歯に弱い力をかけて動かしていく固定式の装置で、費用的にも他の装置と比較し安く抑えることができます。

審美ブラケット・ワイヤー

メタルブラケット装置の欠点でもある、ギラギラと目立つ点を改善するために生まれた装置が「審美ブラケットとワイヤー」です。透明タイプの「クリアブラケット」や白いタイプの「セラミックブラケット」があります。また、ワイヤーも目立ちにくい「ホワイトワイヤー」があります。

メタルブラケットよりも幾分費用は上がりますが、目立ちにくい装置となっており人気があります。

裏側矯正(リンガル矯正)

リンガルブラケット

裏側矯正を行うための「リンガルブラケット」は、歯の表側に矯正装置をつける一般的な方法ではなく、歯の裏側(舌側)に矯正装置をつけます。そのため、他の人からは矯正装置をつけていることが、よほど大きくお口を開けない限りほとんどわかりません。矯正装置が人から見えるのは困るという方にはおすすめの方法です。

ハーフリンガル

「ハーフリンガル」は上下どちらかをリンガルブラケットで治療する方法で、上の歯をリンガルブラケット矯正装置、下の歯は表側矯正にする方法が一般的です。

マウスピース矯正

インビザライン

マウスピース矯正(インビザライン)」は、透明に近いマウスピース型の矯正装置を歯に装着して歯を移動していく治療方法です。マウスピースを約2週間程度に1度、少しづつ形の違うものに交換しながら歯の移動を進めていきます。

マウスピースは取り外し可能であるため、取り外して食事をしたり、ハミガキきをすることができます。また、マウスピースは透明に近いため、目立ちにくいことも特長です。